一歩ずつ学ぶゲーム理論 第0章
単位:一人ひとりのプレイヤー
プレイヤーの行動と,全てのプレイヤーが行動を選択した結果に対する各プレイヤーの利得が与えられる
この状況で,各プレイヤーはどのような行動を選ぶのか?
単位:プレイヤー同士の連携
各々の連携が獲得する利益だけが与えられる
全体で得た利益が各連携が獲得する利益に影響を受けてどのように分配されるか?
ここで,提携内のプレイヤーがその利益の為に行動するという仮定を拘束的合意という どっちかが勝つとどっちかが負けるゲーム
将棋やチェスなど
人々が協力することでともに利益があるようなゲーム
Win-Winの関係である
非協力ゲームではプレイヤーは
誰がプレイヤーか
プレイヤーはどんな行動を選べるか
その行動はどのような利得をプレイヤーにもたらすか
をお互いに知っているとき完備情報であるという
一方のプレイヤーが確実な情報を持っているがもう一方はそうでないといった情報の非対称性があるような状況を指す プレイヤーが同時に行動する
例えば じゃんけん など
プレイヤーが順番に行動する
例えば 将棋 など
展開型ゲームの中で,特に,各プレイヤーがさっき何したかといった情報を全部把握することが出来るゲームを完全情報ゲームという 全ての状況を表せる展開型ゲームは戦略型ゲームも表現可能
また,それらには必ずナッシュ均衡が解として必ず存在する
じゃんけんには確定的なナッシュ均衡が存在しない
グー,チョキ,パーのどれかを1/3で選ぶという確率的な行動の選択が答となる
純粋,混合,行動戦略といった戦略の考え方の拡張によってナッシュ均衡を考えると,ナッシュ均衡は複数存在し,その中に解として妥当ではないものが含まれることがわかった
特に,展開形ゲームを戦略形ゲームに変換すると生じやすい
複数のナッシュ均衡から良いナッシュ均衡を絞り込んでいくことを均衡の精緻化と呼ぶ 以下のものがある
今までは
完全に合理的なプレイヤー(つまり利益を最大化するように行動する),および完全な計算能力をもっている(例えば将棋で何手先でも完全に読み切る)ようなプレイヤーを仮定してきた
伝統的なゲーム理論は大体やりつくされたので,今は進化ゲーム理論というものがある プレイヤーが学習する ような要素をイレてみましょう